読書

蒼天航路。

三国志の中でも一際異才を放つ魏王・曹操を主役に据えたこの漫画。

もともと三国志を「長すぎる」という安直な理由で敬遠していたのを、この作品でもう一度トライしてみた。

面白い。

中盤から余りにも神がかった采配を振るう(いやもう出だしの許緒加勢の時点でそうだが)曹操どんにやや引いてしまうが、それでも面白い。

腹心・郭嘉の臨終に際し、

「王とは自分がまずこんなごちそうを食べたい、と思い描き、それから材料・調理法を思案するもの!」

とゆー意味のことを曹操が語るシーンがあるが、ここで田中角栄の事を思い出した。

以前読んだ田中角栄の本の中で、盟友・大平正芳との人格を比較する描写があり、

「田中はこれを作るためにはあとブロックが幾つ必要だ!と思考するタイプで、大平はここにブロックが幾つあるから、これらで何が作れるか!と思考するタイプだ。」

との記述があった(確か)

おそらく後者は受け入れやすいタイプのリーダーだが、人が本当に憧れる、特にその人物が生きている間は嫉妬し、死後はその反動か非常な憧れを示すのは前者なのだろう。

もっとざっくり割り切れば、世のため人のためとか考えず、「これだ!俺が人生をかけてやり遂げるものはこれだ!」というものを心中に燃やし続けている人物が前者で、そうでないのが後者なのだと思う。

ハンニバルやカエサル、信長、田中角栄、そしてイチローは前者だ。

・・・

何を言いたいのか(笑)

自分も早く「これだ!」を見つけねばなるまいて・・・

というわけで蒼天航路、サラリーマン金太郎とセットでどうぞ♪

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海堂尊シリーズ。

どるっどるにハマッテマス。

お勧め読み順(笑)

①「チームバチスタの栄光」

②「ナイチンゲールの沈黙」

③「ジェネラルルージュの凱旋」

④「螺鈿迷宮」

⑤「イノセントゲリラの祝祭」

⑥「ブラックペアン1988」

⑦「ひかりの剣」

⑧「ジーンワルツ」

⑨「夢見る黄金地球儀」

⑩「医学のたまご」

ちなみに、全作品が「桜宮市」を舞台につながっているので、「おぉ、この人がこんなところで!?」なびっくりがあります。

他にも「死因不明社会」があるので、みつけ次第買います。

で、これから読む人へささげる、トーシロー的解説。

まず、全ての作品を通して「日本の医療がやばいです」という、非常に現実とリンクした、というよりも現実そのものな問題を情熱的に取り上げた世界。

そして筆者自身、その学会と本人も述べている通り「医学」でなく「司法」の場で奮闘中

テーゼを掲げたらアンチテーゼを挙げて論理で戦えって本当に思う。

結局、本筋で論戦を張ると負ける、もしくは負ける危険があるから、本筋の土俵からはみ出たところで座布団を投げるはめになる。

更にそんなひとが投げる座布団がうまく相手に当たるわけも無く、こんがらがり、感情論だけ先走ってうやむやになる。

当たって砕ければいいじゃんか、結果として相手が正しいと思ったら「まいった、キミの言うとおりだ。私は去る!あとは頼む!助けられる事があれば言ってくれ!」でフィニッシュ!

でも、世の中には座布団を投げていたい人の割合が多いのかもしれない。

あ。

マイ・べスト・シーンズ(笑)

①の、田口VS高階(芝居)

③の、速水VSエシックス

更に③の、「ジェネラル・ルージュの伝説(これはまた別に本で出るとか)」

⑤の、彦根VS医療事故調・創設検討会

⑥の、高階&渡海の緊急手術、そして佐伯さま(笑)

⑦当然、速水VS清川!

⑩は、扉絵の一言がしみまする。

以上。


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いやお久しぶりでした!

ご無沙汰なすって!!

とうとう山場を抜けました、はい♪

てなわけで、最近読んでる(読んだ)本のご紹介でも・・・

「ガリア戦記 カエサル」 (未完読、以下「未」)
訳の主語が消え、何を指すんだかわからん箇所があったり、解説になってない解説があるも面白い。特に「ローマ人の物語」では語られなかった副将クラスの人間の活躍が!若きクラッススがパルティア遠征で散らなければ第二次三頭政治のレピドゥスが変わっていたのかもしれない、というか遺言書のアントニウスの地位が確実にクラッススに変わっていたのではないか。いやそれにもましてオクタヴィアヌスが・・いやそれはないか。

「ローマの街角から 塩野七生」「未」)
痛烈!非常に激しい!劇物としても良いくらい!(笑)

「ローマから日本が見える 塩野七生」(未)
最後の章だけ流し読み。「通信簿」かぁ。・・結果が無残すぎてそうで、自分を当てはめたくない。。。

「究極の勉強法 別冊宝島」
対象に興味を持つ!継続させる!勉強法を工夫する!以上!

「ヴィンランドサガ 3~6 幸村誠」
改めて凄いなぁこの人。第二王子の激変振りには度肝を抜かされるが、では人間が変わるという現象が時間をかけてゆっくり醸成されて徐々に徐々に起こるのかと問われると違うと思うが、噴火の様に下でぐつぐつしたもんがあるきっかけでバーン!ってなことではないかなぁ。

「地球と一緒に頭も冷やせ! 温暖化問題を問い直す ビョルン・ロンボルグ著 山形浩生訳」
今回のメインディッシュです。現在は後2冊同時進行で読み進めてる本があるため親父に貸し出し中。「北極グマ」の項目まで読み進めたけれど面白い。今まで自分が信じてきたことの極端を行くのかと思いきや、非常に分かりやすい論理で「それだけではなく、考えなくてはいけなくて解決しなければならない問題が数多くある」と説明してくれている。詳しくは全て読破してから書きたいと思います。

そーしーて。
これ、観て下さい。
シビレマス。
もうプレステ3が本気で欲しくなります。

そんでもってもう一つ、面白いサイトを。
難しすぎるけど何故か面白い。

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そこはかとない達成感。

本日、百均古本かな順ジャケ買い行が終了したので、ここに自分を賞する。

そこはかとなく業績を知らしめるため、ここにその詳細を記す。

有吉佐和子 複合汚染

井伏鱒二  山椒魚

内海隆一郎 風のかたみ

遠藤周作  落第坊主の履歴書

荻原浩   噂

川上弘美  溺レル

北杜夫   どくとるマンボウ航海記

桑田圭祐  ただの歌じゃねぇかこんなもん

ケストナーエーリッヒ 飛ぶ教室

古処誠二  接近

坂口安吾  堕落論

城山三郎  失われた志

鈴木清剛  ロックンロールミシン

瀬名秀明  八月の博物館

宗田理   おかしな訪問者

太宰治   人間失格

CHARA    のうみそGOODハッピー

辻邦夫   モンマルトル日記

天童荒太  孤独の歌声

鳥越俊太郎 あめりか記者修行

中島らも  牛乳時代

楡周平   フェイク

貫井徳朗  失踪症候群

ねじめ正一 輝け!ご近所の星

野田知佑  カヌー犬ガクの生涯

花村萬月  ゴッドブレイス物語

ひろさちや ゆうゆう人生論

福岡伸一  生物と無生物のあいだ

紅山雪夫  ヨーロッパものしり紀行

保坂正康  昭和史七つの謎

正延哲士  伝説のヤクザボンノ

宮部みゆき 地下街の雨

武者小路実篤 友情

目取真俊  水滴

森見登美彦 太陽の塔

山田風太郎 魔界転生㊤㊦

湯本香樹美 夏の庭

吉行淳之介 暗室

ライフサポートネットワーク 77のしぐさでわかる犬の気持ち

リリーフランキー 美女と野球

ルイスパーデュー ダヴィンチレガシー

歴史街道編 山本五十六

六嶋由岐子 ロンドン骨董街の人々

渡辺浩式  1999年のゲームキッズ

そこはかとなく伝えられてすっきりしたので、本人の「百円古本四天王」を付記する。

坂口安吾 堕落論

辻邦夫  モンマルトル日記

紅山雪夫 ヨーロッパものしり紀行

森見登美彦 太陽の塔

以上をそこはかとなく自分で評する。

平成二十年 四月 八日

嵐によりシャツがめくれあがって恥ずかしい思いをした自分。

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スケットダンス と ワンピース。

今週号のワンピースやばす!

今週号のワンピースやばす!!

今週号のワンピースやばす!!!

とにかく読んでみて下さい。

久しぶりに爆笑が待っているお話です。

凄いねぇ~やっぱり凄いよ栄ちゃんは!!

そーしーて。

「最近のジャンプは面白くない!」

と、おっしゃってるあなた。

いやいやいやいや、そうでもないよ?♪

筆頭は「スケットダンス」ね!

内容は学園コメディが基本路線なんだけど、えらい練りこまれている!

推理あり笑いあり涙あり、登場人物の個性が光りまくる一品だ。


「よつばと!」もそうなんだけど、面白い作品ってのは小説も漫画も映画も同じで、「螺旋」なんすよ。

「螺旋」の言葉の紡ぎ。

「螺旋」の会話。

「螺旋」の演出。

同じ様な話が続いているようで、ちょっとずつ上に上に昇っていく作品。

そこに成長を感じて、自分まで昇って行く様な快感を得られるもの。

面白くない作品は「円」であって、「四角」であって「三角」なわけで。

中にはやたら細かく「正八面体」なんつーものも出てくるんだけど、結局そーゆーのは細か過ぎる知識の集積であって、作品にはなってないわけだ。

・・あれ?えらそーですか?

えらそーだった!?

・・・ごめんぴょう。

笑って下さい!誰か、誰か笑ってください!!

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ドラノート。

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素晴しい。

詳細はこちら

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確信された偽善は美でもある。

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以前読んだ(はずの)「ルネサンスの女たち」をもう一度読破。

相変わらず痺れる文体である。

塩野氏の作品に付き物の「洗練された毒」は、この処女作で確立されている。

「ローマ人」にはない、若々しく荒削りで、自分のスタイルをどう表現しようかと試行錯誤しているのだが、それでいて以後の氏の作品色を決定付ける光がそこかしこに溢れている。

本人自身も「処女作がその作家のスタイルを決める」とどこかで言っていた。

しかしこのあとがき。

読んでいたとしても絶対にこのあとがきは見過ごしていたに違いない。

凄いあとがきなので、是非。

あとがきだけでも見る価値は十二分にあります。

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坂口安吾を読む。

今読んでいるのは坂口安吾の「堕落論」。

実にバッサリ「因習」「悪しき習慣」なるものを切り落として下さるので、呼んでいて非常に心地よい。

塩野さんに通ずるものがある。

特に宮本武蔵に関する記述は必見で、武蔵と互角、後半は圧倒する勢いで切り結ぶ坂口安吾の舌鋒は凄まじい。

かくのごとく世を、生を捉えるのであれば、それはそれは日々がつらいものだっただろう。

げに恐ろしきは孤独。生きながらの孤独。

断命は次点だ。

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追加報告。

カ行。

溺レる 川上弘美

どくとるマンボウ航海記 北杜夫

ただの歌詞じゃねぇかこんなもん 桑田圭祐

飛ぶ教室 エーリッヒ・ケストナー

接近 古処誠二

で、接近 意外読破しました。

まんぼう万歳!

こーゆーのすごく好きねあたい!!

で、もうサ行も買っちゃいました♪

堕落論 坂口安吾

失われた志 城山三郎

ロックンロールミシン 鈴木清剛

八月の博物館 瀬名秀明

おかしな訪問者 宗田理

でございます。

最近気付いた驚愕の事実。

面白い本は売れている。

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ハインリヒ・シュリーマン 古代への情熱

幼少の頃の夢をかつてないスケールで実現させた男。

その類稀なる語学能力は、ものの数ヶ月でロシア語を堪能たらしめてしまうほど。

数十ヶ国語を完璧にこなしたというのであるからものすごい。

だが、本当に「ものすごい」のはそれではない。

ホメロスの叙事詩を圧倒的なまでに「信頼」し、「愛した」こと。

軽く諳んじてみせるぐらいできなければ、その「作品」を「愛し」ているとは言えないのかも知れない。

Sh

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