あ、そうだ。
強羅行ってきました。
強羅。ゴウラ。ごうら。
「みさらせワシの心意気ぃぃぃ!秘儀・強羅名刹発破覇願衝ぉぉぉ!!!」
と、男塾な雰囲気とは全く異なり、芦ノ湖~大涌谷~強羅ドライブはとても涼やかに進んだ。
そして大涌谷。
「有害なガスが発生しており、死に至る危険があります。」
さながら海外タバコのパッケージの様なこの看板。
黒卵近辺はまさに警告そのものであり、昇る途中の靴下の匂いがフローラルなせっけんのかほりに思えてしまう激臭。
すたすた昇り続ける皆さんよ、お前の鼻はフシアナかぁーーーーー!!!!!
と後ろ指を刺し下山。
「大涌谷」と大きく書かれた看板の「大」の字に「おばぁ」が立っており、
「おばぁ涌谷」になっていた。
「有害なおばぁが発生しており、死に至る危険があります。」
これはおそろしい。
「あんたぁまだそれっぽっちしか稼いでないのけぇ。なっさけないのう。どれ、おばぁにそのカードを渡してたもれ。おばぁが3日であんたの全財産、10倍にしちゃるわぃ!」
3日後。
「はぁ?カート・カエステ?どなたですかなぁ。ちぃとわしの記憶にはないのう。で、飯はまだかい?」
こんな黒ばばぁが源泉から大量に湧いて来て、あの木製リフトでお土産屋に運ばれてくるのだ!
まさに記念すべき新たな観光名所誕生の一瞬であった!
駐車場に戻る途中、数多くいた海外からの観光客の中でも一際我々の注意を引く一行がいた。
女性二人組で片方はジャパニーズ。
どうやら相方はアメリカのどこぞの州の出身だそうだが、面白いことにその地元では卵が売っておらず、チョコエッグぐらいしかないわ、あはははは!なーんて冗談をかましていた。
が、聞いているジャパニーズの反応がE。
「あ、そうなの!?」
「ほんと!?」
最初、このアメリカーナ、ジャパニーズいけるんかいと思ったがそうでない。
非常に奇妙なやり取りだが、会話が成り立っている。
世にも恐ろしい黒塊を生み出すその場所で、世にも面白いコミュニケーションが生まれていたのだ。
流石は色んなものが涌く谷であった。
感服!!
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