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モスキートハンター②

さて、具体的な対決状況に入る前に、一般的なヤツラの習性を説明しておこうと思う。

まず、ヤツラは人間が眠った後にやってくる。

起きている時にはかかってこない(じっとしていれば話は別だが)。ここが通常、屋外で対峙する場合との一番の相違点だろう。

人間が「すぅー」と寝息を立て始めたが矢先、「ぷ~ん」と落下傘部隊の如く降下してくると言うわけだ。

次に、ヤツラは一度ミッションをしくじると上空若しくはじめじめした所、暗い所に逃げ込んでしまうということ。

上空に逃げた場合、蛍光灯の裏側なんぞも絶好の奇襲ポジションに生まれ変わる。

じめじめした暗い所とは、例えば部屋の隅。

あまり掃除をしていない、という部分も狙われやすいといえる。

以上を踏まえ、今回のケースを検討していきたい。

ヤツラの出現を知るきっかけは様々あるが、今回は例によって羽音である。

この場合、姿形を目視したわけではないので、まずは敵と自分の位置関係を正確に把握する必要がある。

そこで我々の取るべき体制は座禅

集中力と聴覚を研ぎ澄ますためだ。

もちろん、部屋の中の音源は切っておくに越したことは無い。

ちなみにこんなこともあろうかと、我が自室にはデジタル時計しかない。

そこでじっと耳を澄ます。

聞こえる・・

聞こえるぞ・・

今自分が座しているベッドの、正面向かって左方向に!!

そうか、そこからくるか・・。

さて、素人さん(アーウチ!)がよく犯す過ちは、この時点で返り討ちにしてやろうと勇んで取り逃がしてしまうというミスである。

正解は、ここでは討たない。

もしこの時点で相手を目視できればそれでもよいが、そうでなければ、まずは位置関係という戦闘では欠かすことの出来ない貴重な情報が手に入ったとしてよしとしよう。

そしておもむろに寝る。

もちろん嘘寝だ。

目は開けておいても大丈夫だが、電気は全て消灯しなけらばヤツラは降りてこない。

そしてその態勢で待つこと数分。

ぷぅ~ん~・・んん~ぷぅぅ~ん・・

「き、きた・・!!」

相変わらず抱きしめたくなるくらい腹立たしい音である。

「ふふっ、飛んで火にいる冬のやぶ蚊たぁおたくのこった・・」

不適に笑む自分。

互いの距離がジョジョに縮まっているのが羽音の大きさで分かる。

「よしこい・・こい!!もうすぐ・・もうすぐ俺の射程距離(起き上がりはたき倒す距離)に貴様は入る・・!!」

そしてきた。

先程の確認通り左舷40度程度の位置から羽音がこだます。

「この音量・・ 距離は・・・ 今だ!!」

おもむろに自分は電気をつけ、布団を跳ね除ける!!

「チェチュイ、チェ、チェイストー!!」

噛んだ!!

噛んでしまった!!

しかし気にしない!!

素早く両手を引き合わせるが・・・

「な、なんだと・・・!!」

モスキートをハントしてきてはや22年、思いもよらない光景がそこには広がっていた!!

→さらに続く!!

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Comments

うあおー
素敵、ね!

(模範コメント)

Posted by: 爆道神 | December 16, 2005 at 03:10 AM

GJ!!
グッジョブよ爆道さん!!

Posted by: ショキ | December 16, 2005 at 01:53 PM

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